崇城大学情報学部の星合隆成教授は、自身が発案したITネットワーク理論を応用した地域ブランドの立ち上げを目指し、近く地元企業と事業連携をスタートする。
地域活性化理論として注目を集める「地域コミュニティーブランド」の発案者であり、理論的背景をなすブローカレス理論の提唱者・研究者である崇城大学情報学部情報学科の星合教授が、熊本で同理論を基に地方ならではの特徴的なブランド立ち上げに向けた実践的な取り組みを近くスタートするもの。環境保護に貢献するエコ関連商品化、ブランド化や、ウェディング関連商品のブランド化など、既に具体的な連携に向けた話し合いが関係業界団体とスタートしている。
地域コミュニティーブランドとは、ものづくりに物語性という視点を盛り込むことでブランド化を図ろうという試みで、既に群馬県桐生市で「布テク」というブランドを立ち上げ、古くから織物産業が栄えた土地柄ならではの歴史や技術力を生かした商品化を実現している。この実績を基に、今後熊本で同ブランドの立ち上げを目指す。
星合教授は「地域でのものづくりをきっかけに、そこに参加する人々のコミュニティーが構築され、その中で展開される様々な物語がさらなる共感を呼び、人の繋がり、やる気や興味を育て、商品を生み出す力になることが、この取り組みの一番の目的」と話している。 (徳山)
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